要約
ドナルド・トランプ米大統領は、現在進行中のイランとの戦争(開戦5週目)を受け、次期大統領選(2028年)を見据えた後継者選びを加速させている。トランプ氏は側近に対し、副大統領のJD・バンス氏と国務長官のマルコ・ルビオ氏のどちらが適任かを問うているという。イラン戦争への対応を巡り、慎重姿勢のバンス氏と強硬姿勢のルビオ氏で方針が分かれており、戦争の帰結が両氏の政治的評価と共和党の次期リーダー像を決定づける重要な局面となっている。なお、戦争による燃料価格高騰などでトランプ氏の支持率は36%まで低下している。
背景情報
* 後継者候補のスタンス: バンス氏は軍事介入に懐疑的な「反戦」の立場を維持する一方、ルビオ氏はトランプ氏の強硬路線を支持するタカ派として振る舞っている。
* トランプ氏の現状: 憲法上の任期制限により2028年選には出馬できないため、自身のレガシーを守るための後継者選定が急務となっている。
* 支持率の低迷: イラン戦争への不満と燃料価格の上昇により、トランプ氏の支持率は再登板後で最低水準に落ち込んでいる。
今後の影響
* 政治的評価の分水嶺
* 戦争が早期に米国の有利な形で終結すれば、危機管理能力を示したルビオ氏の評価が上昇する可能性がある。
* 戦争が長期化した場合、トランプ支持層の反戦感情を代弁するバンス氏の立ち位置が相対的に強まる可能性がある。
* 共和党の方向性
* トランプ氏がどちらを重用するかという「ボディランゲージ」が、共和党内の次期主流派を決定づけるシグナルとして注視されている。
* 2028年に向け、共和党が「介入主義(ルビオ的)」と「孤立主義(バンス的)」のどちらへ舵を切るかの試金石となる。
